ホース状の消火器(自動発砲)です。
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目を背けたい話ではありますが 車両火災は珍しい事ではありません。日常点検の怠慢では無くても起こりうる事なのです。数々のオーナー様の落胆した顔を見てきました。この先は見たくありません。
その①
先日 ついにメリーメーカーのお客様でこの装置に助けられた方が出ました。63年式のタイプ2で走行中にエンジンストップ、その後 発砲音。リアフードを開けてみると エンジン上部に付けてあったBLAZECUTがこの様になっていたそうです。レッカーにて運ばれて来て 点検の結果 配線のショートから配線の被覆が燃えて そのくらいのタイミングで消火されていました。 その脇にはガソリンのホースがあります。奥にはガソリンタンクがあります。火が移っていたら….。この装置が素晴らしいと思ったのは、よくある消火剤ですと 火が消えてホッとした後の復旧がすごく大変です。金属たちはとんでもなく腐食します。更に消防車で大量の水を掛けられた後はエンジン内部までべちゃべちゃ。修理は悪臭と共に清掃から始めなくてはならないのと、先々まで影響は残ります。それが全くありませんでした。配線の引き直しで作業完了でした。オーナー様はすぐに新しいBLAZECUTに交換しました。 僕も自分のconv と代車63とレンタカー78 に付けました。
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その② ノーマルキャブレターのガソリン侵入部分は本体とは材質の違うパイプが取り付けてあります。 これが….抜ける事があるのです。スポッと。構造上仕方ないけど 車燃えて仕方ないって思えない。80年前の設計者に文句を言いに行きますか? って訳にも行かないので 抜けない様になる部品があります。これ良いと思います。スポッと抜けるとポンプから圧送されたガソリンがエンジンルームにまき散らされます。その下には火花を散らしているディストリビュータが働いています。ガソリンは灯油と違って 爆発する感じで発火します。
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https://youtu.be/Kswau1mGBE8
怖いものを見たい方はYOUTUBE VW BUS FIRE とか VW BETTLE FIRE 等など。
③あとは 日常点検と 良い任意保険ですかね。